近しい人が亡くなった。
お世話になった人が亡くなるのは辛い。
突然の訃報に動揺もした。
しかし斎場での場の氣が
哀しみではないことに氣づいた。
無念さ、、、人はそういうだろう。
確かに志半ばにして
突然奪われたのだから
そう思ってもしょうがない。
しかし現実には違う。
わかったんだと念う。
そう感じとれた。
彼は、肉体から解放された時
全てが出来上がっていることがわかったのだ。

後世に、残された人たちに
彼らが、私たちが進めていくことに安堵し
そしてその完成形をしっかりと時を超えて
確認できたのだろう。
安堵。
この肉体にあるうちはヒトは不自由なくらいだが
この肉体でしか味わえないこともたくさんある。
喜びに満ちた氣が
あたりを優しく包み込む。
あらためて空間のもつ力を
その見えない世界のメッセージ性を
感じ取れた素敵な日。
美しく凛々しく在ろう。
美しさの中に技術が進む。
美しさとは宇宙である。
全てが同時に在る。









