左官さんとの対話と土地に根ざした土壁

軒並み職人さんが高齢化していますが
その中でも左官さんの高齢化と跡継ぎ不在は問題となるところ。

 

まぁ、今の家なんてほとんど乾式工法で、
左官さんの出番なんてほとんどありません。

 

心の中では、その土地の土でその土地で手に入る材料で
ヴァナキュラーに作りたいものです。

 

長崎という土地、諫早という場所。
何もないところで。

 

台風が去って、今日は涼しい風が吹いています。

 

天気は梅雨空ですが、風は適度に湿っぽくて
心地いい。

 

エアコンで人工的に除湿をかけたところで
たちまち、周りから湿気は流れ込みます。

 

まぁ、あのカラッと除湿された空気が気持ちいいときもありますが
やっぱり多少は汗をかきつつ、皮膚呼吸も大事ですよね。

 

左官の土壁や漆喰壁は、そんな呼吸が可能な壁でした。

断熱性能もあり、調湿防音防火にも優れた材料。

 

問題はコスト、、、

そしてマスプロダクツに慣れすぎた現代人の貧相な感覚。

 

とはいえ大分価値観も変わってきましたね。

 

汚れやひび割れといったエイジングを
許容できる大人が増えてきたことは喜ばしいです。

できたら早めに左官さんの技術をつなぐことも
何かできればと思う今日この頃です。

 

 

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